アラフォーになり、体重が80kg近くあった頃。 お酒をやめられず、飲んでは食べ、翌朝も食べる。食欲が暴走し、何度もダイエットに失敗していました。
そんな時、ふと気づいたんです。 毎年毎年「何キロ痩せる!」「腹筋割る!」と言いながら、結局何も変わっていない自分の姿が、すっげー滑稽で、ダサいおっさんだなと。同じことばっかり言ってる自分が猛烈にカッコ悪く思えたんです。その辺のお腹の出たおっさんと同レベルかよ自分って。
だから、「ダイエットという言葉を使うのは、今回で最後にしよう」と決意しました。
今までの自分を振り返ると、どれも「短期で一気に結果を求め、無茶をする。一時的には痩せるけどリバウンドする」というパターンでした。だから今回は、その逆をいく。「長期で見る代わりに、めちゃくちゃ楽をする(絶対に頑張らない)」というルールの下、私の人生最後の体質改善が始まりました。
1. 「サボるための報告」から始まった徒歩通勤
まずは運動ですが、ジムに通っても絶対に続かない自信がありました。だから、逃げられない「通勤」を徒歩に変え、家を出てから帰るまでを「仕事」と割り切ることにしました。
ここで私が使ったのは「自分のプライド」です。 絶対に続かないとわかっていたので、あえて上司に「徒歩通勤します。でも少しでもしんどかったら自転車を使いますが、サボった日は必ず報告します」と宣言しました。
結果どうなったか。 上司に「今日サボりました」と報告するのが面倒くさく(プライドが許さず)、徐々に歩く回数が増えていったんです。「あいつ努力してるな」と思われるのも嫌だったので、報告しなくて済むように意地でも歩きました。(片道2.8km)
最初は週1〜2回でしたが、続けていくうちに体の動きが明らかに良くなり、「歩いた方が調子がいい」と気づき始めました。歩いて帰った後に飲むお酒に、少し罪悪感を感じ始めたのもこの頃です。
2. 50km歩いて悟った「運動で痩せるのは不可能」という絶望
食事を根本的に見直す前、私はこの徒歩通勤に味を占め、少し頭がおかしくなっていました。 休みの日に近隣都市まで歩く遊びにハマり、10km、20km、30km、40km……と距離を伸ばし、最高で「50km」歩いたんです。
10時間近くかけて50km歩き切り、スマートウォッチの消費カロリーを見て、私は愕然としました。 50km歩いても、たったの「2000kcal」前後しか消費していなかったんです。脂肪1kg(7200kcal)を減らすには程遠い数字。
知識としては知っていましたが、フルマラソン以上の距離を歩いて体感したことで、はっきりと悟りました。 「人間の体は恐ろしいほど省エネにできている。カロリー消費(運動)で痩せるなんて実質不可能だ、おまけ程度だ。」と。 そこから私は、体型管理の軸を完全に「食事」に全振りすることを決断しました。※筋トレ、運動を否定している訳じゃなく、その時僕がやらないといけなかったのは食生活の改善が先だということです。
3. 最強のシステム「炊飯器で作る野菜炊いたやつ」
とはいえ、毎日栄養バランスを考えて料理したり、一人暮らしで面倒な作り置きをしたりするのは無理です。そこで見つけたのが「炊飯器のスチーム(蒸す・炊く)機能」でした。
私がやったのは、色と「食感」を意識して、スーパーで買った野菜をただ炊飯器に放り込むだけです。
- 色: トマト、キャベツ、ほうれん草、パプリカ、ブロッコリーなど、安かったものを直感で。
- 食感: レンコン、ごぼう、大根など。炊いてもしっかり歯ごたえが残り、満腹感が出るものを意図的に入れます。 (キノコ類やチンゲン菜、ネギ、ニラ、セロリなども適当に放り込みます。分厚く切っても炊飯器なら絶対に火が通るので、手間はゼロです。)
これを炊いて、タッパーで小分けにして冷凍。食べる時にチンして、塩やオリーブオイル、マジックソルトをかけたり、何もかけずに野菜の味を楽しんだりしました。これを炊いて、タッパーで小分けにして冷凍。食べる時にチンして、塩やオリーブオイル、マジックソルトをかけたり、何もかけずに野菜の味を楽しんだりしました。
余計な味付けはしませんが、これだけは常備しておいて損はないです。ただの蒸し野菜が一瞬で味変できます。
ここで重要なのは、「これは料理ではなく、体調管理のための作業である」と割り切ることです。 炊飯器のボタンを押して待っているだけなのに、めちゃくちゃ美味しいものを期待するほうがおかしい。 美味しいものは外食で食べればいいんです。日常食は「最低限の栄養素を摂るための固定システム」だと割り切ることで、食事への無駄な執着を引き算しました。料理は趣味。作り置きは作業。 この棲み分けは大事かなと思います。
さらに、野菜を蒸した後に炊飯器に残る「ベジブロス(野菜の旨味と水溶性ビタミンが溶け出たスープ)」でご飯を炊きます。 この「野菜炊いたやつ」「サラダチキン」「野菜出汁のご飯」を土日のどちらかでストックするだけで、何もしなくても勝手に体が絞られていく全自動システムが完成しました。
4. ご褒美を封じる「1ヶ月1kg以上は痩せない」ルール
この生活には「1ヶ月1kg以上は絶対に減らさない(頑張らない)」という裏ルールがありました。
人間は、急激に結果が出ると「今日はいっぱい食べよう」と自分にご褒美をあげたくなります。それでは長期的なカロリーコントロールが崩れてしまいます。 1ヶ月で1kgという「見た目ではほとんど分からない変化」に留めることで達成感をなくし、ご褒美欲求を根本から抑え込みました。
5. 停滞期? メンタルのブレ? 「一生やる」から関係ない
ダイエットをしていると必ず「全然体重が落ちない停滞期はどう乗り越えましたか?」と聞かれますが、私には全く関係ありませんでした。
減らないけれど「増えていない」ということは、カロリー計算がドンピシャだということです。 運動してカロリーを消費すれば痩せると分かっていても、私は「50km歩く絶望」を知っているので、その努力をしたくない。だから停滞しても仕方ないと諦めていました。頑張っていないのだから、プレッシャーも焦りもありません。
何より、私はこの「野菜炊いたやつ」を中心とした食生活を、一時的なダイエットではなく「風呂に入る」「歯磨きをする」「毎日仕事に行く」のと同じように、一生(死ぬまで)続ける生活習慣に組み込みました。
この食事さえしていれば絶対に太らないと分かっている。だからもう、二度とダイエットなんてしなくていい。一生これで生きていく覚悟を決めているのだから、メンタルがブレるという次元の話ではないんです。
ただ、食べたい時は何でも食べます。 ラーメンだろうが、カレーだろうが、唐揚げだろうが、マクドナルドだろうが。我慢すると絶対に反発して食べすぎる自分の性格を分かっているので、食べたい時に食べる。ただ、「半分にする」など量を調整するだけです。その量の調整を失敗しているから体重が減らないんだってのも理解していました。しかし、その誤差のレベルまで意識すると、それは頑張っていることになるので、僕の中ではルール違反だし、変えませんでした。食欲にも波があるし、食べたいものがたくさんある時もあれば、なんでもいいやってなる時もあるんです。
必要なのはその波を理解し、量を調整すること これだけです。
お酒をやめた「ボーナス」がすべてを加速させた
この「痩せる食生活」に、最大の起爆剤となったのが、あの背中の激痛による「お酒の強制終了」でした。
お酒による食欲の暴走がなくなり、空いた時間をすべて「質の高い睡眠」に全振りした結果、仕事から帰ってご飯を食べて寝るだけで、スルスルと体重が落ちていきました。(睡眠の効果については別記事を参照)
運動ゼロ、気合いゼロ、我慢ゼロ。 ただ、不要な習慣を引き算し、食事を「一生続けられる全自動システム」に固定しただけ。
これだけで、私はお酒をやめたその年の12月に、目標体重(60.9kg)と体脂肪率12.4%を達成し、二度とダイエットを口にしない自分を手に入れました。(身長167.8cmです)
もしあなたが今、ダサい自分を変えたいと思っているなら。気合いで一時的な努力をするのはやめて、「絶対に頑張らなくていい食事の仕組み」を作ってみませんか?そして2度とダイエットなんてしないでいい体づくりをしませんか
>>【内部リンク:アラフォーの自炊は頑張らない。最強の仕組み(三種の神器)へ】

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